こども食堂支援・むすびえ理事長 湯浅誠さん 誰も取りこぼさない(4) - 日本経済新聞

 年越し派遣村の少し前に遡る。大学院の博士課程では戦前の思想家を研究していたが、博士論文を書けずに2003年に退学した。生活費になっていた奨学金がなくなったので、便利屋「あうん」を始めた。今では遺品整理屋さんと言われるようなことをやっていました。遺品を引き取るタイミングが悪いと廃棄できず、自分の狭い部…